腰に関わる疾患や症状

ぎっくり腰について

ぎっくり腰
~整体でできる事~

筋肉や腰の関節、靭帯の損傷

ぎっくり腰は、特異的腰痛の中でも一番有名な疾患だと思います。そして整体の仕事をしていると必ず出会う症状でもあります。
このぎっくり腰は俗称で、正式には急性腰痛症と言います。症状は、急に起きる背中から腰の痛みです。急性と呼ばれますので、主な状態としては急性期に分類されます。
主な原因としては

    筋肉の急激なスパズム

    スパズムという定義は定められていませんが、神経学的な見方では筋肉の攣縮、つまり異常な収縮状態のことを言います。筋肉が縮んだまま元の長さに戻らないことにより症状が出ている状態です。このときに無闇にマッサージをしたりもみほぐしをしてしまうと悪化してしまうことがあります。当然施術も慎重にしなければいけません。

    背骨の関節と靭帯の捻挫

    極稀に棘上靭帯もしくは棘間靭帯の損傷も発生します。

    骨盤の関節と靭帯の捻挫

    原因としてはこれもかなり多いと思います。特に背骨と骨盤を繋ぐ腸腰靭帯と呼ばれる靭帯の捻挫がぎっくり腰の痛みを引き起こしているケースは多いです。

    皮膚の障害

    皮膚の障害は整体で改善させることは難しいと思います。よく皮膚障害や花粉症などを整体で改善させますと書いているところもありますが・・・私としては正直疑問です。

    後腹膜臓器

    十二指腸・膵臓・腎臓・副腎・腹部大動脈・尿管・下部大静脈・交感神経の疾患。
    ただ、後腹膜臓器の疾患はじっと安静にしていても強烈な痛みを感じるため、もしも寝転んで安静にしていても治まらない場合は救急車を呼ぶくらいでもいいと思います。特に腹部大動脈にコブが出来ている場合は整体でどうにかできるレベルではなく命に関わりますので、特に注意してください。

最後の皮膚と臓器の疾患を除いて、ぎっくり腰は最初は痛いのですが、2日₋3日ほどの炎症期を過ぎると少しだけ治まります。最初の2日-3日は整体を受けても中々改善しないということでもあります

当然ですが、炎症が強ければ痛みも強いです。なので、必ずこまめなアイシングを行ってください。

できれば、15分∼20分程度アイスパック(保冷材で構いません)で患部を冷やしてください。

一度冷やしたら、冷やした時間の倍くらいの時間を常温にしてください。その後もう一度15分∼20分冷やしてください。
理想は今挙げたように2セット以上行ってもらうのが望ましいです。

ただ、中々時間が取れない場合は15分以上のアイシングだけでも行ってください。

このアイシングは痛みのコントロールにとても有効であり、なおかつ損傷後の組織の修復をスムーズにしてくれるため、施術を行う時に重要な意味があります。

よく野球で投手が投げ終えた後にアイシングをしているのも疲労の回復と壊れた組織の修復がスムーズに行われるためです。

ぎっくり腰もほとんどの場合で組織の損傷と炎症が起きているはずですので、整体を受ける前の初期段階でのアイシングはとても重要です。

また、最初の2日から3日は出来るだけ温めないようにしてください。
厳密に言うと、入浴の際も保冷剤を当てておくくらいが望ましいです。

そして、よく質問されますが湿布の使用について。湿布も当然使っていただいて構いません。
ただ、湿布は炎症を抑える薬は使用されていますが、これは組織の再生修復の作用はありません。

ですので、炎症は抑えられますが治まった後のことまで考えるならばアイシングと併用するのが一番良いと思います。
そして、3日程すると、症状が少しだけ和らぐはずです。

この少しだけ治まった時がとても重要です。

この時にしっかりと施術を行い、少しずつで構いませんので無理のない範囲で動かしていくという事をしなければ、腰痛が慢性化して、1年以上経っても腰が痛いという状態、スポーツ選手で言う腰に爆弾を抱えた状態になってしまいます。


ぎっくり腰になってしまった後は不安で動かしたくないという気持ちが強いと思います。
しかし、適切な痛みのコントロールと適切な施術を行い、動かす範囲のケアをしっかりと行うことが出来れば後に残ることが少ないのもぎっくり腰の特徴です。

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