後脛骨筋

後脛骨筋のお話

不定期で書いている筋肉についての話です。現在書いているのは下腿筋シリーズです。前脛骨筋がありましたので、今回は後脛骨筋です。

後脛骨筋の位置

後脛骨筋は下腿三頭筋【腓腹筋とヒラメ筋を合わせた筋肉の総称】の更に下にあり、下腿後面の筋肉としては最深部にあります。ちょうど、脛骨【すねの弁慶の泣き所がある場所】と腓骨【すねの外側にあるもう一本の骨】の間、真ん中を下に伸びている筋肉です。後で書きますが、この筋肉もその働き方故に、ケガや障害の起きやすい筋肉です。個人的な経験則での話になってしまうのですが、スポーツをされている方は大体この後脛骨筋に何かしら抱えています。怪我未満もしくは怪我をしている、故障歴がある、怪我未満だけれども気づいていない等々。そんな後脛骨筋ですが、スタート地点は下腿の骨間膜【脛骨と腓骨をつないでいる膜】と脛骨と腓骨の後面からスタートし、内果【内くるぶし】の後ろ側を通り、舟状骨【土踏まずの部分】の下面、1~3の楔状骨【足の甲の付け根部分】の下面、立方骨【外くるぶしから指1本程前にある骨】の下面、2~4の中足骨【足の甲】の下面に付着します。

後脛骨筋の働き

働きは、足首の底屈【アクセルを踏む動作】と内反です。後脛骨筋を真後ろから見るとカタカナの『ノ』字のような形をしていますのこの筋肉が縮むと内反の動きをするわけです。この筋肉も本当にスポーツ障害の多発する筋肉でして、筋膜リリースを含めて施術をする機会がとても多いです。代表的なシンスプリントやコンパートメント症候群、有痛性外脛骨、筋膜炎や骨膜炎、疲労骨折など、挙げればキリがないのではないかというくらいスポーツ障害の宝庫のような筋肉です。逆に言うとそれだけ身体を動かす上で重要な働きをする筋肉ということです。施術をしていく中でこの筋肉をしっかりケアすることが出来れば故障のリスクが減るということです。

後脛骨筋の障害

簡単ではありますが、故障について一つずつ書いていきます。まずは、代表格のシンスプリント。過労性骨膜炎など様々な呼び名がありますが、一言で言うと、後脛骨筋の使い過ぎです。色々な要素(足首、膝、股関節の硬さ、下腿三頭筋の柔軟性低下、足関節アーチの減少、ランニングフォームや靴の問題、休息不足)が絡まりあった結果発症します。痛むのは内くるぶしの上の辺りです。次にコンパートメント症候群です。これは前回の前脛骨筋の時にも書きましたが、打撲や骨折などで筋肉が破壊され、組織の内圧が上がってしまった結果、血管を圧迫してしまい、栄養が届かずに壊死してしまう障害です。好発部位は前脛骨筋ですが、後脛骨筋でも起きます。

後脛骨筋の鍛え方

トレーニングやエクササイズですが、これは下腿三頭筋の働きとほぼ同じです。椅子に座りながらつま先立ちの動きをするだけです。ただ、後脛骨筋の働きで内反機能も少し入りますのでつま先立ちをする動作の際に足首をやや外側向けるような動き(捻挫をするような動き)を入れるとより後脛骨筋に特化した動きになります。文章で書くと非常に分かりにくいのですが、施術をしながら動かしてもらいます。聞くよりも体験してもらうのが一番だと思います。

後脛骨筋のストレッチ

ストレッチ方法ですが、つま先を持ち上げる動きです。椅子に座ったままつま先を手で持ち上げる方法が簡単です。もう少し後脛骨筋を伸ばす場合には小趾側を脛に近づけるように伸ばすとしっかりと伸ばされます。これも文章で書くと分かりにくいですが、施術中に伸ばしていきますので、その方が分かりやすいかと思います。

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