長腓骨筋

長腓骨筋のお話

不定期で書いている筋肉の話です。今書いているのは下腿筋シリーズです。前回までは下腿の後面、ふくらはぎにある筋肉について書きました。下腿後面の筋肉はあと少しあるのですが、今回は少し場所がかわり、腓骨の方に行きます。

長腓骨筋の位置

ということで、今回は腓骨の方に来たわけですが、筋肉について書く前に腓骨について少しだけ書きます。腓骨は四つ足動物の後ろ足を形成する骨で、脛骨【すねの部分】の外側にある細い骨です。人間の場合は弁慶の泣き所の外側を通る細い骨で、外くるぶしはこの腓骨の一部分です。腓骨の上の方で脛骨と近位脛腓関節【膝の外側にある関節】を作り、真ん中辺り【弁慶の泣き所の外側】は骨間膜で繋がり、外くるぶしの部分では遠位脛腓関節【外くるぶしと脛骨の関節】を作ります。また、遠位脛腓関節は距骨とも連動していますので足首の動きにも関わります。そして腓骨頭を叩いたときに痺れが出る場合は腓骨神経障害の場合もあります。もしこのような兆候がありそうな場合は整体施術をする前に検査します。
腓骨のてっぺんにある腓骨頭からスタートするのが長腓骨筋です。長とつくので短もありますし、第3腓骨筋というのもあります。それらは次回以降に書くとして、この長腓骨筋は腓骨頭からスタートし外くるぶしの後ろを通ります。そこから足底を斜めに走り、内側楔状骨【土踏まずにある部分】と第一中足骨【甲の部分、母趾球をから土踏まずにかけての骨】の底面に付着します。この足底を外から斜めに進むのが長腓骨筋の特徴であり、働きに大きく関わります。

長腓骨筋の働き

働きとしては足首の外反【母趾は付けたまま小趾を浮かせる動き】と底屈【アクセルを踏む動作】に関わります。また、外果【外くるぶし】側から母趾の方に斜めに進むため足底の内側縦足弓【土踏まず】を形作ることにも貢献しています。ですので、この長腓骨筋がうまく働かないと土踏まずが崩れてしまい偏平足になる可能性もあります。そして何よりも外反の働きが落ちてしまいますので内反の力が強くなってしまいます。内反の力が強くなるということは内反捻挫しやすくなるということです。過去に捻挫をしてしまった人や、捻挫癖がある場合はこの長腓骨筋の機能をチェックし、必要であれば強化するということも必要かもしれません。※内反捻挫はこれだけが理由ではありません。他の筋肉や足関節の靭帯も深く関わってきますのでそういった部分も整体を行う前にしっかりチェックする必要があります。※その他にも、歩行中や走行中でのつま先向きにブレがあったり、左右で違いが見られる場合でも長腓骨筋の働きが落ちている場合があります。これは整体施術を行う前に、腓骨筋に問題がありそうなときは歩行の動きをチェックしてから整体施術をしていきます。

長腓骨筋の鍛え方

長腓骨筋を鍛えるには内反状態から外反状態に持っていくことで鍛えることができます。座りながらつま先の小趾を持ち上げるような動きをしていくと長腓骨筋を使うことができます。立ちながらできないこともないのですが、安全に行うなら座った状態で行う方が良いです。動かしかたが文章だと分かりにくいと思いますが、整体施術をしながら使い方を覚えてもらいます。

長腓骨筋のストレッチ

ストレッチをするには逆に内反状態【一般的な捻挫をする動作】を作ることで伸ばされます。座りながらであれば片足首を膝の上に乗せ、土踏まずを上に向けるようにしていくと伸ばされます。これも整体施術をしながら伸ばすこともありますので、その時に伸ばす感覚を覚えてもらいます。

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