肩・肘・手首

四十肩・五十肩を治す

四十肩や五十肩は整体で良くなるの?

正式に肩関節周囲炎と言われます。

周囲炎という名がついていますので、当然炎症が起きています。
このページでは施術を行っていくうえで、四十肩や五十肩にはどのような特徴があり、どのような方法で身体を整えて、肩の痛みを取り除いていくのかを説明していきたいと思います。

特徴や症状

  • 夜間痛(夜中に眠れない、目が覚める程の痛み
  • こういった症状がみられます。

    そして、原因としては以下のような流れで起きるのではないかと思われます。

      1.加齢により肩関節のクッションやショック吸収の役割を果たしていた関節包や滑液包が硬くなってしまう
      2.硬くなった関節包や滑液包は周囲の筋肉と癒着を起こす
      3.筋肉とくっついてしまった為、筋肉は十分な働きが出来なくなる
      4.肩の可動域が狭くなり動かしにくくなる
      5.動かしにくい肩を無理やり動かす
      6.くっついたものが剥がれて痛みが出る

    これが肩関節周囲炎の起きる流れだと思われます。

    ただ、具体的な過程は未だに不明な点が多いようです。というのも、以前までは腱板の損傷や石灰の沈着による炎症も五十肩に含まれていましたが、最近では原因が特定できるものは含まれなくなりました。

    ですので、上で挙げた過程以外でも肩関節周囲炎が起きる可能性もあります。

    整体で出来る事


    症状の度合いにもよりますが、整体を受けられる前に最初はどの程度動かせるのか、どの方向であれば動かすことが出来るのかを見極めます。

    そして、癒着が起きていると思われる箇所を探し、なるべく痛くないように、炎症が強まらないように癒着を剥がしていきます。ただし長年癒着している場所を剥がすので多少痛い場合もあります。必要な箇所には筋膜リリースを用いながら早期の回復、再生が行われるように施術をしていきます。

    それと剥がしていく過程の中で再び症状が強まる場合もあります。最初の段階であまりにも痛みが強い場合はアイシング等で抑えていくことも行います。その他微細炎症を繰り返している場合もあります。

    この場合は軽い痛みで完全に治りきる前に再度無理に動かしてしまい、また治癒再生過程を繰り返していることが多いです。

    ですので、このサイクルを一度崩して、整体を受けられた後に正しい治癒再生過程を作り上げる必要があります。ですので、中途半端に癒着を残してしまうのではなく、出来る限り剥がしきってしまうことが必要です。

    この剥がし方が重要で、普段の動きの中で不意に動かし、急に剥がしてしまうと結構痛いかったり、傷口も広がってしまう可能性があります。

    施術を行う時は、どの場所をどのように剥がしていくのかを説明し、認識していただいてからゆっくりと剥がします。そうすることで炎症の度合いや傷口を最小限に抑えて癒着を剥がした施術を行うことができます。

    その後はアイシングなどを行い疼痛コントロールをします。施術後に正しい炎症過程の手順を踏んでいくことが出来れば、正しい治癒再生過程を経ることが出来ます。

    そして、日常の生活の中で無理のない範囲で出来る限り動かしていただきます。

    そうすることで、再癒着を防ぎ、再度の拘縮を予防することが出来ます。

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